講座概要
本講座は、自動生成させたいCコード(変数、型、関数、演算、条件分岐、繰り返し演算、配列、構造体・・・)をSimulinkモデル(ACGモデル)でどうやって表現・作成するのかといったことを、一つ一つ、演習→実習の繰り返しによって習得していく内容です。
Simulinkモデル ⇔ Cコード の対応のイメージが頭に浮かぶ技術者を育成することを目的とした内容になっています。
対象者
- Simulinkモデルからマイコンに実装するCコード(量産コード)を自動生成したい方
- Simulinkモデルを活用したソフトウエア開発に携わる技術者
予備知識
- Simulinkの基礎的な操作ができる方
- C言語の基本的な知識のある方
- 組み込みプログラミングの基本的な知識のある方(組込みの開発経験がある)
目次
[1日目] | |
1 はじめに | |
SimulinkによるACG開発の基礎 | |
自動コード生成の基本的な流れ | |
演習および実習環境の確認 | |
2.1 SimulinkとC言語のデータ型(30分) | |
演習1 Simlinkの型設定とC言語の型 | |
実習2 Simulinkモデルでの型定義 | |
2.2 Simulinkにおける変数管理とC言語のスコープ・定数(120分) | |
演習3 Simulinkにおける変数スコープ設定 | |
演習4 エクセルの定数表からSimulink Parameter、C定数への展開 | |
実習5 変数スコープと定数一元管理の実装 | |
【参考】 分解能とオフセット | |
2.3 SimulinkのMathブロックとC言語の演算処理(解説のみ)(30分) | |
四則演算・論理演算ブロックによる演算 | |
Product、Sum、Relational Operator等の基本ブロックとCコード対応 | |
ビット演算、三項演算子との対応 | |
3.1 SimulinkのSwitchブロックとC言語の条件分岐(120分) | |
演習6 Switchブロックによる条件分岐とif文生成 | |
演習7 Multiport Switchブロックによる多分岐制御 | |
実習8 複合条件分岐の実装 | |
【参考】 Ifブロック + If Action SubsystemとSwitch Case実装 | |
3.2 SimulinkのIteratorブロックとC言語のループ処理(90分) | |
演習9 for/while Iterator Subsystemとfor/while文の対応 | |
実習10 Iterator処理の実装 | |
[2日目] | |
4. SimulinkのSubsystemとC言語の関数(90分) | |
演習15 Subsystemによる関数化とC関数生成 | |
演習16 Model Referenceによる再利用可能コンポーネント設計 | |
実習17 関数化の実装 | |
5. Simulinkのベクトル信号とC言語の配列処理(90分) | |
演習11 ベクトル信号とSelector/Assignmentによる配列操作 | |
実習12 配列処理の実装 | |
【参考】 アドレス・ポインタ操作 | |
6. SimulinkのBusオブジェクトとC言語の構造体(90分) | |
演習13 構造体の基本実装 | |
実習14 データ構造のSimulinkモデル化 | |
【参考】 文字列処理 | |
7. 総合演習 | |
8. まとめ(質疑応答) |
日数
2日間(1日7時間)
受講料
オンサイト講座 1日:500,000円(税抜)
- 15名を越える場合は、受講料が変わってきますのでお問合せください。
- お客様のご要望に応じて、内容をカスタムすることも可能ですのでご相談ください。
- 遠方の場合の出張費など別途費用が発生する場合もございます。また、予告なく変更・改定になる場合がございますこと予めご了承ください。