講座概要
ボディ系システム向けのコントローラモデルの作成を例題→実習の繰り返しによって習得していく基礎コースです。

(仕様(問題)が与えられ、そに対して、各自でモデル仕様を作成してからSimulinkモデルを作成する)
本講座では、ボディ系システムでよく使われるif-then-else的な様々な条件に基づいて処理を実行するロジック、プログラムをSimulinkで記述する方法を基礎から学習していきます。このようなif-then-elseなどの条件に基づいた処理やモード遷移による処理は、パワトレ系システムのようなフィードバック制御を軸とするコントローラモデルにおいても使われますので、フィードバック制御を専門とする技術者の方にもお勧めの講座です。
例題、演習は初心者向けの基礎的な内容になっていますが、SimulinkとC言語などのプログラミング言語の本質的な違い、Simulinkの処理の順序、あるいは、なぜSimulinkでは条件分岐でswitchブロックがよく使われるのか?(ifブロックが全く使われない訳ではありません)といった重要なポイントを解説していきます。これによって、本講座受講後、OJTによって中級レベルに成長する期間を短縮させるような、そういった講座内容になっています。
対象者
- 条件に基づいて処理、あるいは、モード遷移による処理を実行するようなプログラムをSimulinkで記述したい方
- ボディ系システム、またはパワトレ系システムの制御ロジック開発、ソフトウエア開発に携わる技術者
予備知識
- Simulinkの基礎的な操作ができる方
- 必須ではありませんが、C言語などのプログラミング言語の条件分岐の処理動作を理解している方
目次
| 制御ロジックの基礎 | |
| 演習1 LED点灯(状態判定) | |
| 演習2 LED点灯(状態判定と論理演算) | |
| 演習3 条件分岐 | |
| 演習4 条件分岐 | |
| 演習5 エッジ検出(立ち上がり) | |
| 演習6 エッジ検出(立ち下り) | |
| 演習7 ヒステリシス | |
| 演習8 アップカウンタ | |
| 演習9 ダウンカウンタ | |
| 演習10 固定小数点(LSB) | |
| 演習11 固定小数点(Offset) | |
| 制御ロジックの応用問題 | |
| 演習12 条件分岐、エッジ検出、カウンタを組み合わせ | |
| 演習13 条件分岐、エッジ検出、カウンタを組み合わせ2 | |
| ボディ系の演習問題 | |
| 演習1 ルームランプ制御 | |
| 演習2 灯火制御 | |
日数
2日間(1日7時間)
受講料
オンサイト講座 1日:500,000円(税抜)
- 15名を越える場合は、受講料が変わってきますのでお問合せください。
- お客様のご要望に応じて、内容をカスタムすることも可能ですのでご相談ください。
- 遠方の場合の出張費など別途費用が発生する場合もございます。また、予告なく変更・改定になる場合がございますこと予めご了承ください。
