一般的には、以下のような手順でプロセス構築・プロセス改善のご支援をさせていただきます。

具体的には、
- 目的・ご要望の確認
- 経営層・開発部門責任者へのヒアリング
- 改善を検討する背景(課題・問題的・外部要件等)
- 達成したい目標設定(品質向上、効率化、コスト削減、納期遵守、認証対応など)
- 優先度の確認・決定(例:短期的なQCD改善/長期的な標準化)
- 成果物イメージのすり合わせ(標準プロセス定義書、ツール導入支援など)
- 現状把握
- プロセス現状調査
- 要求定義~設計~実装~テスト~リリースまでの流れをヒアリング・ドキュメント確認
- レビューや品質ゲートの実施有無
- 開発環境・ツールチェーンの利用状況
- 資産調査
- 開発規約、設計ドキュメント雛形、テスト仕様テンプレート、教育資料などの既存資産
- 課題抽出
- 過去の不具合事例、手戻り要因、納期遅延原因
- 組織的なボトルネック(承認フロー、リソース不足など)
- プロセス現状調査
- ギャップ分析
- 当社標準プロセス(ベストプラクティス)との比較
- 不足している要素(例:モデルベース開発への適応、トレーサビリティ確保の仕組み、設計レビュー、CI/CD 等)
- 過剰/形骸化している要素の洗い出し
- 効果/コスト/文化適合性を考慮した改善優先度の設定
- 改善策立案
- 改善施策の設計
- 短期改善(すぐ導入可能なプラクティス:チェックリスト、ツール設定等)
- 中期改善(数ヶ月単位で取り組む標準化:開発フロー定義、レビュー体制強化等)
- 長期改善(組織文化の変革:教育、継続的改善仕組みづくり等)
- 資産活用方針
- 既存テンプレートや規約を可能な限り流用
- 標準プロセスとの差分を補う形で整備
- 改善施策の設計
- 実行のご支援
- 改善施策の導入サポート
- プロセス文書化(ガイドライン・チェックリスト)
- ツール導入/設定支援
- 教育・ワークショップ実施
- パイロットプロジェクトでのトライアルとフィードバック収集
- 定着化・評価
- KPIによる改善効果測定(不具合件数、工数削減率、納期遵守率等)
- 改善活動の定例化(レビュー会議、改善サイクルの組み込み)
- 最終成果物:お客様に最適化された「標準開発プロセス定義書」+「運用ガイド」
- 継続的改善
- PDCA/Kaizenアプローチで継続的に改善
- 必要に応じて定期的な評価・アップデートを実施
上記のような進め方をさせていただくことを基本とさせていただいておりますが、特に進め方につきましては、ヒアリングの段階で事前によくご相談させていただきまして、進めさせていただければと考えております。「まずは、パイロットプロジェクトに適用してやっていきたい」、「ハンドコードからACG(自動コード生成)に開発方法を変えるタイミングでやりたい(当然、納期は厳守しなければならない)」、「AUTOSAR準拠の開発に変えるタイミングでやりたい」など、いろいろなご要望、背景があるかと思います。そういった背景や目的のところから伺いまして、最適なプロセス、最適な手順・取り組み方を検討致します。
お気軽にご相談ください。